レイ・チェン&ナショナル・ユースオーケストラUSA

先日レイ・チェンとナショナル・ユースオーケストラUSAのコンサートへ行きました。

ナショナル・ユースオーケストラは16才~19才がメンバーのオーケストラです。

レイ・チェンがソリストとして弾いたメンデルスゾーンの協奏曲はレイ・チェンの曲への没入感、オーケストラとの掛け合い、甘美なメロディー、どれも素晴らしいものでした。

アンコールで弾いたイザイとパガニーニの無伴奏はレイ・チェンの天才ぶりを改めて感じさせられる演奏でした。

エンターテイナーとして舞台上の振る舞いもとても感じがよく、この方はますますファンが増えるだろうなと感じました。

オーケストラのメンバーにとってもレイ・チェンと共演したことは一生忘れない思い出になるのではないかと思います。

後半のラフマニノフの交響曲2番の演奏はメリハリの利いた力強い演奏でした。コンミスのソロも堂々とした演奏で素晴らしかったです。

私事になりますが、私が大学の交響楽団に入り始めて弾いたのがこのラフマニノフの交響曲2番でした。サマーコンサート出演のために必死に練習したことを覚えています。

ちょうどその時私の年の人たちがこうして演奏して聞かせてくれていることに懐かしさもありタイムスリップしたような気持ちになったりもしました。

ナショナル・ユースオーケストラUSAの方たちのお揃いの赤と紺のユニフォームもかっこよかったです。この後は香港に行くようです。

後援はアメリカ大使館。

アメリカの文化に対する理解の深さやバックアップ体制も感じるコンサートでした。